FIGHT IT OUT US TOUR 2019 with ACxDC BURNOUT report

DAY.1
5/16木曜日、FIGHT IT OUTメンバーとoi MASA、NICERICEは9時間のフライトを終え、LAX(ロサンゼルス国際空港)に到着。この旅一番の懸念材料である入国審査を余裕で終え外に出てみんなでヤニウマ。

一同テンションの上がりが顔に滲み出ておる。ヤニウマを終えてフェニックス行きのターミナルへ歩いていると黒塗りの車からSPみたいのがゾロゾロ出てきて、誰が出てくるのか見ていたらなんと、映画「マチェーテ」でおなじみのダニートレホ登場!一同興奮状態で駆け寄り、早く一緒に写真をトレホっつって、ダニーさんは満面の笑みで写真を撮ってくれた。幸先のいいスタートだ。

無事乗り継ぎフェニックスに到着。ツアーバンドのBURNOUTのJさんとジャスティンが空港まで迎えに来てくれた。ありがたい!そして1日目の宿のモーテルまで送ってもらう。一息ついてから近所の安くて不味いタコスをみんなで食い、コンビニで酒やらを買い込みモーテルで宴。ゴキゲンでヤングタワーも登場。

夜も更けたのでJさんの差し入れの「おいしいクッキー」を頂き、1時間もすると一同ブッカブカ。「ハンパないね」くらいしか言葉が出てこない。各々がフワついてそれぞれの部屋へ戻り就寝。私(YANG)はNICERICEと同じ部屋で眠りに就こうとしたらNICERICEが「ヤバイ」と言い出す。急に部屋の中を歩き出し「手足がしびれる」「床がグニャグニャする」と誤作動を起こす。どうやら「おいしいクッキー」を食べ過ぎたようだ。
私がとりあえず横になるように促すが「横になったら死んじゃう」と言って聞かない。
相手にしきれないので寝る。その後彼は2時間部屋の中を歩き周りようやく電池切れで就寝。


LA到着


ダニートレホさんと


タコスはマズいが楽しいぜ。

 



モーテルにて宴

 

DAY.2
5/17金曜日。凄まじい晴天、気温72℃、1発目のライブの日だ。早く起きた者から各々ブッカブカ。朝食を済ませBURNOUTと合流。うちのNASTYJAY(以下JAY)のギターを買いにフェニックス郊外のギターセンターへ。アリゾナ中のギター弾きが集まるホームセンター並みのバカでかい楽器屋だ。

適当にギターを選んだ後JAYの要望でグランドキャニオンの偽物みたいな岩山へ出かける。ブッカブカでクソ暑いのに岩山を登る。ただ疲れただけでこれといった感動はなかったが全体的に楽しいので良しとする。そうこうしてるうちにライブハウスへ向かう時間だ。

BURNOUTメンバーと共に1発目のライブ会場「MASTER'S CHAMBERS」に到着、フェニックス郊外のかなりやさぐれた地域で周りは町工場が立ち並び、通りには捨てられた車が並んでいる。箱の前にはすでにパンクス達が大集合しておりその光景にブチ上がる。客層もクラスト、メタルキッズ、スケーター、タフガイ、人種も年齢も入り乱れで最高!

そして日本で一緒にツアーをしたSEX PRISONERとも再会しガヤつき酒も進んでブッカブカ。ACxDCメンバーも到着し、ボーカルのセルジオさんに頼んでいたFIO物販やら毛マンTも到着。アガる。

そしていよいよライブスタート。トップはSAINTBREAKER、ボーカルはロン毛のアジア系の人でSxOxBのシャツを着用、シャツに突っ込んだらニコッとしていた。音の方はド直球クロスオーバーサウンド。いきなりどデカイサークルピットを作り出し大盛り上がり!この時点で100人越えの大入り。素晴らしい。

2番手はこの箱のオーナーがドラムのHEINOUS。オーナーの見た目が頭部一面タトゥーでもう南米ギャングそのもので怖すぎる。音は鬼ブルータルなグラインドで最初はフロアでデカい男がマイクを持って歌っていたが、途中から3ピースになっていた。フロアはおしくら饅頭とサークルピットのカオス状態。かなりカッコいい。要チェック。

3番手はツアーメイトでこの日の主催者のBURNOUT、モッシュ誘発型パワーバイオレンスでフランスのHARMDONEのようなサウンド、地元ファンも多くフロアでもウィンドミルをかます奴も出てきてかなりいい感じ。

4番手はジャパンツアーも共にしたアリゾナの看板SEXPRISONER、客の期待もMAXで始まるや否やグシャグシャ。私もピットインしたがタフガイ達の当たりの強さに吹っ飛ばされまくる。次が出番なのに怪我しなくてよかった。

5番手は我がFIGHT IT OUT、スタンバイ中からフロアも埋まり始め私のテンションもMAXに。迷う事なくイントロからフロアに突っ込み、グシャグシャに吹っ飛ばされながらも歌う。oiMASAもピットイン。最高。ライブ後物販に列ができる。なぜか毛マンTがやたら売れJAYご満悦。

トリはLAパワーバイオレンス代表ACxDC、ギタリストのエディは現在FIREBURNのギタリストでもあることを知ってビックリ。演奏前ですでに客の期待度、場の熱気が最高潮。パワーバイオレンスなのに大合唱が起きる。サークルピットからの大モッシュ大会。私もピットイン。最高!
無事ライブ終了で140人超の大入り。

会場ではSANDやFRIENDSHIPのTを着た人も何人かいて日本のバンドの影響力を知ることができた。終了後、人がはけたフロアに短いダガーナイフが落ちていた。
この日はBURNOUTのJさん宅でACxDCメンバーと共に死んだように就寝。
明日はいよいよアリゾナからカリフォルニアへ大移動。

アリゾナ暑い。

クソでかいギターセンター


アリゾナの岩山。

フェニックス郊外にあるハコ。

毛マンシャツも到着!


HEINOUS




ACxDC


FIGHTITOUTSQUAD

 

DAY.3
5/18土曜日、ライブ2発目。
起床即ブッカブカ。Jさんの奥さんが作ってくれた朝食を頂き支度をする。この日あたりからケツの穴が悲鳴をあげ始める。そう、この旅でまだウォシュレットに出会えていないのである。ケツを拭くと紙に血がつきはじめた。

アナハイムの少し南のガーデングローブを目指しACxDCは先に出発。我々はレンタルした10人乗りのクソでかいバンにFIOクルーとBURNOUT全員乗り込み出発。東京→大阪くらいの距離の砂漠地帯をひたすら走る。ケツの痛みとの戦い。

ロングドライブを終えガーデングローブに到着。この日の箱は「LOCKER ROOM」てとこ、天気は雨だったが、日本から後乗りのアベカワ(ex KILLOUT)とNYで靴職人をしているコユウジも合流。楽しくなってきた。

そして、1週間前に日本で共演したTRAPPISTのフィルとライアンも足を運んでくれ、ライアンからは差し入れで「おいしいグミ」と「おいしいキャンディー」を頂く。これまたスゴそう。

この日のライブは一番楽しみにしていたメンツで、LAパワーバイオレンスOGのGASPに以前から注目していたBEYOND PAINが出演、しかしメンツのわりに客入りが少なめ。

1番手は楽しみにしていたBEYOND PAIN、ベーシストがDESPISE YOUもやってるアンドリューで3ピースのパワーバイオレンスビートダウン。かなりブルータルでカッコイイ!しかし客の反応は渋め。これから人気が出そうな予感。

2番手はBURNOUT、少しずつ客が増えはじめる。疲れのせいか前日ほどの勢いはないがまずまずといった感じ。

3番手はFIGHT IT OUT、前日同様にかましてやろうと意気込むがフロアが広くて疲れる。熱は伝わったようで、若い客が元気で嬉しかった。物販もそこそこ売れたのでよかった。

4番手はACxDC、安定の人気でやはりカリフォルニアでは鉄板なようだ。客もそこそこ増えて女の子のファンも多く、圧巻のライブであっという間に終了、相変わらず出音のデカさがエグい。

トリはLAパワーバイオレンス本陣GASP、ライブのセットはほとんどがサイケデリックでスペーシーな曲で照明もエグめで正直私は期待外れだったが、ボーカルの見てくれがネルシャツにドジャースキャップだったので所謂LAギャングパワーバイオレンス感を感じた。もっと曲もパワーバイオレンスなセットで見たかった。

会場を後にしLAのダウンタウンの拠点の宿に到着。この宿がほんとに素晴らしかった。
ライアンにもらったグミとキャンディーをみんなで頂きながら宴。これがまた凄い破壊力。もちろん各々ブッカブカで就寝。

さようならアリゾナ
ロングドライブ開始

 

ビールも持って行こう
NYからコユウジも








LAの宿で

 

DAY.4
5/19日曜日、ライブ3発目。

この日はいよいよLAのダウンタウンでライブだ。朝から各々でクッキーやらキャンディーを食べて気分を高める。起床即ビールだって飲んじゃう!て感じでEAST LAにあるTRAPPISTのライアンがオーナーのハンバーガー屋「GRILL'EM ALL」に昼飯を食いに出かける。

すると、この日出演するメキシコのVIOLENCIAとばったり!ウッスウッスって感じでみんなでハンバーガーを囲み仲良くお食事。私はケツが痛いのにもかかわらず「ナパームデス」というハラペーニョガッツリのバーガーを頼んでしまい、ハラペーニョだけOKBに食べてもらう。でもバーガーはとても美味かったし大満足、かなりオススメのお店。そして、まだライブまで時間があったのでFIO、BURNOUT、VIOLENCIAでベニスビーチへ行きグダグダと楽しい時間を過ごす。

時間が近づいてきたのでダウンタウンに戻り、会場「FIVE STAR BAR」に到着。デカめのバーでいい感じ。そしてなんとクリスドッジ(元SPAZZ,現TRAPPIST)も見に来てくれてぶち上がり倒し、この日はCLUCTのタカ君、HUFのナオタケ氏、元PUBLIC DOMAINのダイスケなど、LA在住の日本人も集まってくれてテンションも上がり、酒も進みガヤつきながらライブスタート!

1番手はSKULLCRACK、「OC SPEED CORE」を謳っており、サウンドはMUNICIPAL WASTEに近い感じでかなりかっこいい。前もって見たPVがシュール過ぎて不安だったがライブはかなりかっこよく、サークルモッシュが絶えなかった。このバンドでもACxDCのエディがギターを弾いていた。

2番手はWACKO、「LONGBEACH POWER VIOLENCE」を謳っているのだが世界観が凄すぎて説明が難しい。80sUSハードコアな感じからいきなり落としたりBADBRAINSぽくなったり変拍子になったり、なんでもやる感じ。女性ギタリストのガビちゃんがセクシーでみんな目を奪われていた。

3番手はメキシコはティファナのVIOLENCIA、女性ボーカルのファストコアでボーカルがこれまた同じ名前のガビちゃん。実はこのバンドがこのツアー中で私が1番食らったバンドだ。速い、短い、ブレイクダウンというシンプルで私が1番好きなタイプのサウンドだ。おしとやかで控えめだったガビちゃんが曲が始まると鬼ヒステリックで激アンガーに変身、曲の勢いも相まってカッコよすぎる。シビれました。LA在住のメキシカンも大勢駆けつけており大盛りあがり!最高でした!

4番手はBURNOUT、前のVIOLENCIAでフロアもひと段落してしまったのか人が減っていた。でもそんなの気にせずかましてほしいところだが、ボーカルのロジャーが元気がない。曲はかっこいいだけにもったいない。やっぱりライブは勢いが大事なのだと思った。

そして5番手はFIGHT IT OUT、最初から勢い重視でかまそうと意気込む私、フロアにもまた人が戻ってきて良かったなと、初日のアリゾナ同様のっけから突っ込んでいったが熱が伝わったようだ。一体感も生まれ、バーカウンターからも飛んでやりました。

そしてトリのACxDC、ホームタウンでのショウはやはり凄かった。サークルモッシュが途切れない感じ、代表曲はわかりやすくカオスになる。もうメチャクチャで私もグシャグシャ。だいたいウチらの後にACxDCなので酔っぱらってて記憶が曖昧。

この日も100人超えの集客で、ダウンタウンということもあり客層もハードコアキッズ、メタルキッズ、クラストパンクスとそれぞれが相当数いて混ざり合って楽しむ空気が良かった。

しかしこの日はフロアで踊りながらハイテンションでシャッターを切るカメラマンのアンソニーさんが衝撃的で思わず仲良くなってしまい長いこと絡まれる事に。外でメキシカンのキッズと記念写真を撮り終了。

宿からも近かったので早めに戻ってみんなで打ち上げ。この時間がたまらない、最高のLAの夜。


GRILL'EM ALL!
VIOLENCIAも合流


ベニスビーチ




クリスドッジさん
ジョージFINALDRAFT

チカーノパンクス達と

DAY.5
この日でライブは最後、朝まで打ち上がってたため遅めの起床。BURNOUTとの待ち合わせまで時間があるのでダウンタウンをぶらついたり飯を食ったり各々自由に過ごす。ケツの調子も少し良くなってきた。

この日はLAから車で北に2時間ほどのランカスターという町に向かう。「いよいよ最後か」なんて思いながら車に乗って移動、到着した箱は広い国道沿いのバーで周りにはモーテルが数件あるだけ。こんな所に客なんて来るのかと心配になるが時間が経つにつれて徐々に人が集まり始める。TRIPLE BやINCENDIARYのシャツがちらほら。

この日はキャップにTシャツの所謂ハードコアキッズが多め、月曜なのにかなり人が集まっていた。皆やはり車で来るようだ。

箱はSammy's&Carlos Cafeという広めのカフェバーでライブスペースの後方にファミレスのようなデーブル席がいくつかあるかんじ。やることがないのでバーで飲んだり外でブカついたりして暇をつぶしていると、リハが始まったようなのでバーから見ていたら本番だった!

1番手はCEL DAMAGE。フライヤーには名前がなかった。途中でドラムが三点をフロアに下ろし始め、それを手伝うボーカルがシュールの極み。フロアで叩いてそのままライブ終了。お客さんもテーブル席から観覧というたまらない光景。笑

2番手は地元のIN DECLINE。ここからようやくちゃんとしたライブが始まった感じでフロアにも人が増えてきた。この日は所謂モッシュをしたがるキッズが多い客層だった。ウィンドミルをかます若いキッズも多い。ライブは良かったが曲はあまり覚えていない。

3番手はBURNOUT。前日にも増してロジャーの元気がない。そんなに疲れてるのか。
ライブ中にフットモニターに手を付いてうなだれている。まずいだろ!見たままを書くのであれば客もほぼ無反応だった。最終日なのに!

4番手はFIGHT IT OUT。ツアー最後のライブだが、もうやることはいつも通りだ。ぶっかましてやった。若い客も元気で楽しかった。もう思い残す事はない。最高だ。
トリのACxDCも同じくぶちかまし。最高のショウを見せつけてくれた。このツアー後すぐにオランダのフェスとか半端ない、タフすぎる。11月のジャパンツアーでは更に仕上がってるだろうから本当に楽しみだ。

ライブ後はこのツアーで初めての箱打ち上げ的なかんじでみんなで乾杯からのガヤつきブカつきDJで踊って楽しく終了。

ここでACxDCに日本での再会を約束し別れを告げ、BURNOUTと共にLAへ帰還。LAへ戻るハイウェイの途中、ガソリンスタンドのコンビニでイカツめな店員に「お前らライブの帰りなのか?」的なことを聞かれ、誰かと思ったらなんとEXCRUCIATING TERRORのメンバーだった!という話。

ダウンタウンに戻り我々は宿に、BURNOUTはそのままアリゾナへ、ここでBURNOUTともお別れ。本当にお疲れ様でした!
我々はここから更に宿で打ち上げ。




ランカスター
CEL DAMAGE

ACxDC、BURNOUT、FIGHT IT OUT、ツアー完遂。
デカすぎるパンクス
ホンダのパンクス

 

DAY.6
オフ日。UBERを駆使し、シルバーレイク、フェアファックス、ウエストハリウッド、サウスセントラルを観光。サウスセントラルにあるスローソンスーパーモールが楽しかった、ほとんど買い物はここで済ませた。

サウスセントラルでOKBだけ1人でブカブカを買いに行き、治安もクソ悪いのに心配になるが無事帰還。新たなクッキーも買ってきた。笑

帰りにダウンタウンにあるVICTORIA'S SECRETでJAYとアベカワと私で女性へのお土産パンティを爆買い!安い!
チャイナタウンでメシ!量が多い!
楽しいオフ日はブカブカと共に終了zzzz

という感じでツアー完遂!
全行程運転手をしてくれたBURNOUTのJさんには本当に感謝!
Tシャツの追加を間に合わせてくれたACxDCセルジオさんにも感謝!
このツアーの話をくれたSEX PRISONERにも感謝!
セルジオさんに俺たちをプッシュしてくれた西横浜EL PUENTEシゲさんにも感謝!
運もタイミングも良く、色々な人のおかげで実現したツアーでした。

多幸感と高揚感に包まれたまま駆け抜けてしまい疲れもほとんどナシ。この歳になってもこうやって一緒に遊べる仲間がいて本当に良かったなと思った1週間だった。
何のためにバンドやっているのか?
こういう事をずっとしていたいからなんだなと今になってわかりました。

スローソンスーパーモール


ハリウッド

例のやつ

フェアファックス
サウスセントラル

チャイナタウン

ビクトリアズシークレット
NICERICE
バーオカベ








<関連記事>