BRAVE OUT 「CHINA HARDCORE FESTIVAL 2019 report」Day.2


TEXT by Takasago(BRAVE OUT/Gt)

[10/20(日)AFTER SHOW]

11時起床。今日はアフターショウであるが、20時から同じ成都であるため、かなり余裕がある。
ひとまず美味しいものをということで、PIT MASTER SMDことショージ氏(BURNING SIGN)オススメの四川料理専門店にて、昼食。
转转会(莲桂店、読み方わからん笑)という店名である。店構えからして、四川ってかんじである。中はスーツの店員さんが案内してくれ、少し高級な店ってかんじだ。さすが、ショージさん!世界のSMD!

藿香鯽魚
これが1番うまかった!(読み方わからん)魚を丸々一匹ネギなど四川風な香味ダレで煮込んだようなもの。魚の身がブリブリ&ホロホロでめちゃくちゃ美味い。中国山椒が身のままゴロゴロ入ってるので、この上なくシビカラである。
麻婆豆腐はイマイチ、ピンとこなかった。
本場の四川料理は日本人が思ってるより、塩味少なめ油マシマシ、シャブまみれ(化学調味料)な味付けである。好きな人には、たまらん。
これだけ食べて、1人3千円いかない。恐るべし!サゴログ80点。

お土産など買い、ショウまで時間を潰す。
いい時間になり、本日の会場に移動する。アフターショウはバーの真ん中にステージがあり、そこをみんな囲って観るという、変わった作りをしている。会場の周りは飲み屋が多く、若者の街って感じである。

スタートは20:00だが、いっこうに始まらない。動きがあったとおもったら、ステージ上のスクリーンにキューバ(?)かどっかのパンクドキュメンタリーが始まった。中国語訳でさっぱりわからない。Vol.2まで見せつけられて、時計の針は22:00。やっと1バンド目が始まった。

■PROTESTERS
本日唯一の地元バンドだ。メンバーも、最前で見てる人たちも、CASUALTIESとか好きなんだろうなぁってかんじ。個人的には哀愁あるかんじが、ASTA KASKっぽかった。昨日のパンクじいちゃんもノリノリ・アゲアゲだった。
全体的に盛り上がり、箱中央のステージを中心にサークルピットができるほどであった。(笑)

■BRAVE OUT
油断していた。次が僕らだというのを忘れて、会場横のトイレでOUTBURSTしていた。会場に戻ると、みんなセッティングを始めており、焦る。ギターをセットするも、エフェクターも調子が悪く音が鳴らない。余計焦る。
会場は転換中だがパンパンだ。ギターがやっと鳴って音合わせだ。NEGATIVE APPROACHの『READY TO FIGHT』をやると、まだ始まってないのにステージダイブが起きる(笑)
今日は今日でTHIS IS HARDCORE!狭い空間に人と熱量を、詰めれるだけ詰め込んだかんじの最高の環境。ぶち上がりますよね。説明不要のグッドショウでした。

ライブ後、GEEKSギターのジュンサンが「今日も最高だったよ」と話しかけてくれた。色々彼と話をした。NIRVANAをきっかけに音楽を聞くようになり、MISFITSがパンクの入り口になったらしい。
初めて日本に来たのは2000年で、STRUCKとかノーチョイ、SET POINTと一緒にやったらしい。AR-15が来年リユニオンすることを言ったら、驚いていた。

■SAFE STATE
この日もいい感じの演奏だった。FLOORPUNCHのMy pathのカバーをしていた。

■GEEKS
昼間Voのキから「ギークスでギター弾ける曲ないのか?」と連絡があった。一緒にプレイしようとのこと。イントロが始まり、ギターが渡され、僕は「『OPEN YOUR EYES』『SEE IT THROUGH』を弾いた。
このことをスワさん(NODAYSOFF、LAST ONE STANDING)にLineしたら、「GEEKSでプレイした日本人は、俺とお前だけや!」と返事が来た。僕もスワさんも目立ちたがりやのAB型である。
その後、もちろん新しいepからもプレイするが、客同士のモッシュが当たったかどうかで揉め事がおき、演奏一時中断。LOYALパーカーキッズが酔っ払いBボーイに、いちゃもん付けられてたみたいだ。僕も同じように嫌な思いをしたことがあるため、彼に気にするな!と声掛けしたら、笑顔で返してくれた。
屋根裏部屋からダイブするものまで出てくるなど、この日も圧巻のショウであった。

ショウは終わり、箱で打ち上げ的なムードになる。店内にRANCIDが流れだす。吉川、ヒデタ、キは青春プレイバック状態で、ぶちアガる。もちろんパンクじいちゃんも。SxEな3人がNo Alcoholでテンション最高潮なのが印象的であった。

[10/21(月) OFF]
10時に起床し、空港へ向かう。タクシーから成都の町並みを眺め、メンバー全員ツアーの余韻を噛み締める。空港に着き、カウンターで手続きをしようとすると・・・・・・

「関 空 行 き 欠 便」

をカウンターの姉ちゃんに宣告される。まじか!当日の振替はないらしい。ヒデタや同じ便に乗る日本人の方にも協力して交渉してもらい、何とか今日泊まるホテルを手配してもらった。振替は翌日になり、まさかのワンモアデイである。
ホテルに荷物を置き、せっかくなので観光しようとなる。成都は全体を通じてパンダごり押しの街ですが、僕らは近所の和歌山で見れるので、そこまで興味なし。(笑)

「寛窄巷子」という観光エリアに行くことにしました。1700年代に作られた古い街並みがリノベーションされ、成都の若者が集まるオシャレな人気スポットらしいです。
お茶屋さん、ゴマ団子的なスイーツやら、ウサギのから揚げなどもあり、横浜や神戸の中華街っぽいかんじです。

エリア内のスタバにて、記念のMINOR THREATショット。(笑)

ヒデタがWe Chat(LINEみたいなやつ)で「中国ハードコア」という300人くらいのグループチャットに呼びかけたら、ハングアウトしてもらえるとのこと。カメラマンのハンターを中心に、CNHCにきてた何人かと合流。すさまじい連絡網だ。そのへんでチルってから、IFSショッピングモールへ。モール屋上のキングコング的な巨大パンダと記念撮影。

晩飯やー!ということで、近くの四川名物である火鍋屋にいくと、GEEKSのメンバーもいる。ギターのキムは3日連続で食べているらしく、自身を火鍋のプロと言っていた。プロが頼んだのはこちら。

この世の終わりのような地獄な見た目である。(笑)

お腹もお尻も落ち着いた僕であったが、これは食べる前から萎縮する。
実際食べると、やはり旨辛!である。美味い。鍋に、肩ロース、ホルモン、イカ、豚の血ゼラチン、脳みそまでしゃぶしゃぶして食べていく。
GEEKSのメンバー、CNHCを通して知り合った中国の仲間と交流を深めることができ、非常に良い時間を過ごせた。

[10/22(祝)帰国]

朝5時半起床。眠い目をこすり、空港へ向かう。胃の調子は最悪。空港に着くやいなや、トイレに駆け込み、クロマグス「The Age of Quarrel」ばりの、爆弾をブチ落とす。8時の振替の飛行機は予定通り運行。

あっという間のチャイナツアーであった。やはり印象的だったのは、音楽活動と香港デモの動向との関連性であった。ハードコアに限らず音楽活動は北京を中心に制限される方向にある。
制限の中開催されたCNHCには、中国全土のハードコアキッズが楽しむファンな空気だけでなく、独特な緊張感もあった。
『FREE香港』を訴えたときの会場の、ぶち上がり方は忘れられない。記事を執筆している今日でも、デモ中の若者が銃で撃たれるニュースが報道された。本当に、1日でも早く平穏な日々が来てほしいと思う。
中国のハードコアシーンについて全然知らなかったが、いいバンドがたくさんいた。5月に行った韓国でも思ったが、もっとバンドがアジア諸国を行き来したりするような状況になれば良いと思った。自分たちはこの貴重な経験をもとに、少しでもサポートしていけたら良い。





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